お米の定期便購入
百菜劇場の田んぼはびわ湖につながる水郷地帯にあります。
肥沃な土と水に恵まれた土地で、農薬・化学肥料を使わないお米づくりをしています。
たくさんの生きものが暮らしている田んぼでじっくり育ったお米は、
しっかりとした香りと食感があり、噛むほどにおいしいです。
品種:コシヒカリ
粘りのあるしっかりとした食べごたえと甘みが特徴です。
日本で1番の作付量を誇り、おいしいお米の代名詞となっていますが、
同じコシヒカリでも産地や栽培方法によって微妙な違いがあります。
百菜劇場のコシヒカリは、湖のほとりの粘土質土壌によって育まれた、モチモチ感と甘みのつよいお米です。
炊き込みご飯にするとまるでおこわのような食感になり、冷めてもおいしいです。
【2kg】2,130円 【5kg】4,960円 【10kg】9,640円
*品種:秋の詩のご注文はこちら>
*玄米のご注文はこちら>
分づき米について
玄米の胚芽やぬか層を一部残して精米したものが「分づき米」です。
数字が大きいほど白米に近いです。白米よりも食物繊維や栄養価が高く、玄米よりも食べやすくなっています。
〜分づき米の炊き方〜
・7分づき:ぬか層を7割ほど削ったもので、白米と同じように炊くことができます。
・5分づき:ぬか層を5割ほど削ったもので、浸水時間を長めに、水加減はやや多め(白米の1割〜2割増)にして
炊くのがおすすめです。また、白米に混ぜて炊くとプチプチとした食感と玄米の風味が加わります。
*分づき米をご希望の方は、備考欄に「5分づき希望」または「7分づき希望」とご記入ください。
価格は白米と同じです。
左から、白米・7分づき米・5分づき米・玄米
特別価格の定期便をはじめました!
単発のご注文よりお得な価格で年間のお米を確保し、定期的にお届けする【お米の定期便】をはじめました。
一年を通してお米を食べていただくことで、私たちは安心してお米を栽培することができます。
生きものの多様性が豊かな風景を残していくために、これからも、持続可能な農業を営んでいきたいと思っています。
【お米の定期便】をどうぞよろしくお願いいたします。
お米の定期便購入
栽培のこだわり
〜農薬を使わない工夫〜
お米は日本の気候風土に適した作物です。
自然に沿った栽培を心がければ、病害虫に対する農薬は使わなくても育ちます。
農薬を使わないお米づくりの要は、雑草をいかに抑えるか、ということです。
稲が雑草に負けてしまうと収穫が大幅に減少し、ひいては農業を続けていけるだけの収入が得られなく
なってしまうため、多くの生産者は除草のために農薬を使用します。
百菜劇場では、雑草が生えにくい環境を整えるために、さまざまな工夫をしています。
・秋〜冬の間、田んぼを2〜3回耕す
・ほかの田んぼと比べて早く水をはり、水を深く保つ
・代かきを普通より1〜2回多く行う
・田植えと同時に、田んぼの表層に有機肥料をまき、雑草の発芽を抑える
・田植えから1週間おきに中耕除草を3回ほど行う
これらの工夫を行っても生えてきた雑草は、手で取って除草しています。
〜使っている肥料〜
稲が健全に育つよう、観察しながら最低限の有機肥料を使用しています。
百菜劇場では、信頼する肥料屋さんがつくっている、国産の魚のアラと米ぬかが原料の有機肥料を使っています。魚のアラは、お米の旨味を引き出す効果もあります。
地域の資源を有効に土へ還す、循環型のお米づくりを目指しています。
〜自家採種〜
土地に根ざした、丈夫な稲を育てるために、種籾を自家採種しています。
田んぼの風景
百菜劇場の田んぼはびわ湖の内湖・北之庄沢に面しています。水を張った田んぼはまるで湖の一部のようです。
雑草を生えにくくするため、代かきは入念に何度も行い、平らになった田んぼは鏡のように空を映し出します。
朝、田んぼに行くと、いろいろな鳥や動物の足跡がついています。
百菜劇場の田んぼでは、環境省レッドリストの準絶滅危惧種に指定されているコオイムシ、
滋賀県レッドデータブックの要注目種に指定されているドジョウ,トノサマガエル,ニホンアカガエルが確認されています。
7月の下旬〜8月の上旬にかけて、稲が「出穂(しゅっすい)期」を迎えます。
お米づくりでは稲の生育状態のことを、人間の成長と同じように表現する習慣があります。
穂が出る前に稲がどんどんふくらんでいく時期を「穂ばらみ期」、稲穂の赤ちゃんのことを「幼穂(ようすい)」と言います。
集落のおじいさんは、出穂前の田んぼを見て「はらんできたなぁ」、生育の早い稲を見て「急いどるなぁ」、収穫前には「田面(たづら)がきれいやなぁ」と、田んぼに向かって、まるで人に話しかけているように言っていました。
農家として科学的理解に基づいた栽培を心がけるとともに、こういった温かみのある田んぼとの付き合い方を忘れないでいたいです。
収穫のあと、すぐに来年のお米づくりに向けての土づくりがはじまります。
冬の間、少なくても2回は田んぼを耕し、土の中の微生物を増やします。
たくさんの生きものとともに育ったお米、ぜひ食べていただきたいです!